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Dance Messenger Madoka

ー世界各国を旅するダンサーー

不登校だった私の人生の作り方

ダンス 教育

何を隠そう私は小学校5年生の時、不登校でした。

当時、今でも覚えている母が言った言葉。

  

学校以外に学べる場所はたくさんある。

"学校に行かない"という選択をすることのほうが勇気がある行動なんだから

  

不登校にも色々な背景があると思うが、

私の場合は学校に"行けなかった"んじゃない。

学校に"行かない"という選択をした。

 

そうか、私は学校に行けない可哀想な子じゃなくて

学校に行かない選択をした勇気ある子なんだ

 

母の言葉でそう思えた。

 

中学は辛うじて行ったけれど、

"皆と同じことをするのが正しい"と思っていることが疑問だった。

 

同じ髪型で、同じ服を着て、同じ持ち物で、同じ鞄を持ち、同じ靴を履く。

はたまた下着の色や靴下の色と長さ、鞄の持ち方まで指定される。

  

そして、少しでも集団行動にそぐわなければ、

いじめや体罰、連帯責任。

  

給食を残したら、昼休み時間が終わるまで食べさせられ、

クラスで一人でも忘れ物をしたら、校庭を10周走らされた。

隣のクラスに教科書借りるの禁止。

 

"走るのが嫌だから忘れ物に気をつける"

"先生に怒られるのが嫌だから忘れ物に気をつける"

 

 

人間だから忘れ物の一つや二つする。

でも忘れてしまった時にどうやって対処するのか、どうやって解決するのか、

"自分で考えて答えを見つけていくこと"が欠けていた。

 

思考を停止させるおそろしさだ。

 

誰がどんな気持ちでいるか、感情については話さない。

この学校で一番大事なのは、ルールを忠実に守ることであった。

 

もちろん、全ての教師に当てはまるわけじゃないが、

私の学生時代の8割の先生はそうだった。

 

集団行動しているんだから皆に合わせることが当たり前だ。

ルールなんだから

と。

 

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私が間違っているかもしれない。

だからといってあなたが正しいという保証もない。

 

そんな考えを持ちつつ、

とても内向的な幼少期と、とても反抗的な子ども時代を過ごした。

 

高校は進学校に入学。

 

この高校を知っている千葉県人なら「◯◯高校?頭良いね!」と言われた。

  

高校二年の時、進路相談の紙が配られた。

「この中から職業を選びなさい」と。

 

職業欄に書いてある紙には

教師、医者、保育士、看護師、福祉関係や公務員、事務系。

 

私は迷わず紙の中から

 

"ダンサー"を探した。

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 Photo by Tanabe+Photographer

 

 

 

 

なかった。

 

ないなら舞台スタッフか、振り付け師かな。

 

紙にはたくさんの職業が書かれているのに

クリエイティブな分野が存在しなかった。

 

ダンサーだけじゃない。

 

歌手も、漫画家も、お笑い芸人も、画家も

そこには書かれていなかった。

 

なんだか自分の生き方を否定された気分だった。

  

色々なことがあったが、

この高校で学べるものはないと思い

 

辞めた。

 

 

自分で職業を生み出すことだってできるはず。

 

自分で生きていく力を身につけていくことは

残念ながら学校ではほとんど教えてくれないのだ。

 

そして進学校を辞めた私に誰もが

"もったいない"

という言葉を投げかけた。 

 

 

 

私は誰なのか?

私はなぜ踊るのか?

人はなぜ踊るのか?

 

私の旅はそこから始まった。 

 

踊りながら世界を旅する中で

私の人生を変えたと言っても過言ではない様々な出会いと、団体があります。

 

今回は一部を紹介します。

 

訪れた南アフリカにはまだまだ経済格差があり、

貧困からドラッグに手を出してしまう子どもたちが

多く住む場所がある。

 

アパルトヘイトの影響もあり、

マッチ箱と呼ばれる家で暮らす人々がいた。

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@Soweto,South Aftrica

 

悲しい歴史アパルトヘイトがあった場所。

 

でも、

なぜだか懐かしい匂いがした。

 

路上での一枚。

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@Soweto,South Africa

 

踊りながら歌いながらデモをした歴史が存在したことを知った。

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@Soweto,South Africa 

 

子どもたちに夢は何?と聞けば、

ギャングや麻薬売人。

 

夢さえ持てない子がいた。

 

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@Soweto,South Aftrica


そこで"子どもたちの未来に希望を与えよう"と

立ち上がった音楽とダンスの団体がある。

 

それが

アフリカンユースアンサンブル(南アフリカ)と

アフロへイギ(ブラジル)だ。 

 

"武器ではなく音楽を"

という使命を掲げて。

 

 

今では夢は何?と聞けば

 

 

「ダンサー」

「ミュージシャン」

 

 

などと言った声があがるようになり、

現在ではプロの演奏家や

ダンサーが世に輩出されるようになった。

 

根強い差別や貧困から

無気力になったり、犯罪に走ったりする子たちを

音楽とダンスが救ったのだ。

 

 

私はこの団体や現地の人々と出会い、

 

自分のダンスを競争して勝ち抜いて使うのではなく、

 

彼らのような活動をしようと思えた。

自分のダンスを通して。 

 

 

そしてホストファザーは偶然にもタップダンサー。

 

朝まで一緒に踊り明かした。

 

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@Soweto,South Africa

 

彼が言っていた。

 

ダンスが戦いを生んだんじゃない。

戦いがダンスを生んだ

 

 

自分のダンスをどうやって使っていくのか。

自分の生き方の真髄になれると確信した。

 

もう、私がダンスで"競い合う"ことは

自分で何か意味を見いだせない限り、

生涯ないだろうと思う。

 

誰かを蹴落としながら前に進む生き方は

自分には合ってないんだと思った。

 

ダンスが思わぬところで人々に与える影響力はとても大きいのだ。

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@Mauritius 

 

 

日本に帰って何気ない日常に戻って

こんな日々を忘れてしまうのが

 

たまらなく嫌で

 

アフリカの路上で涙した。

 

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 @Mauritius 

 

それからとある日に

 

体ひとつあればどこでも踊ることができる

 

と私が言うと、

 

本当は体もいらない

 

と答えた人物。

 

カナダのUBC大学博士号取得のKimberlyだ。

後に「ダンスと言語の表現」を研究していることを知る。

 

彼女が表現の研究で作ってくれた私のインタビュー映像はこちら。

 

私が踊る意味。


私が踊る意味 -I dance meaning- - YouTube

 


私は彼女を通してJoshというカナダ人ダンサーと出会った。

 

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 Photo by Tanabe + Photography左Madoka 右Josh】


ダンサーの彼もまた、

学校教育に生きづらさを感じている一人であった。

 

彼と出会ってカナダで作ったダンス作品がこちら。

 

なんのために踊るのか。

なにを表現するのか。

自分のダンスが変わった瞬間だった。

www.youtube.com

 

 

私は彼に会うためだけにカナダに行った。

二年前のことだった。

彼がこんなことを言っていた。

 

この学校はひどい。

 

君はくだらないとか言う人がたくさんいる。

 

感情を持つことがものすごくくだらないとか。
まずは、自分が言うのを辞めてみたらどうなんだって思う。
 
ストレスを感じた時に、誰にも影響を与えることなんてできない。
 
変化なんて本当はなくて・・・自分はただの人間だから。
 
だけど、だけどこれ以上、人生を大変にするのはやめてほしい
 

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 Photo by Tanabe + Photography 【左Josh 右Madoka】

 
私や彼より技術が優れたダンサーは
東京にもバンクーバーにも、
世界中にも山ほどいる。
 
でも彼ほどに"人が感情を持つこと"が
 
どれだけ美しいか知っているダンサーは
 
どこ探したっていない。

 

僕たちは平等で自由なんだ。

不平等であってはいけない。

 

でも僕にこんなこと言った奴がいたよ。

 

「世界はそうゆうものなんだ。受け入れないと」

まずはそうゆう考えを自分がやめてみたらどうなんだって

 

僕は思う

 

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 Photo by Tanabe+Photography 【左Josh 右Madoka】

 

痛み、怒り、ストレス、そういうもの全てが自分で、

私たちは意見を言うための声を持っていて 

 

その声を届けるために、声をあげている。

でもその"声"が言葉だとは限らない。

 

そんなことを彼から教わった。

 

 

何のために踊るのか?
 
何のために生きるのか? 
 
あのライターで名の知れたラヴ・クリエイターMinoriさんが
彼女のブログの中で
私のダンス映像を紹介してくださいました。
 
 
Minoriさんの発信するこのブログ、
ブログだけどブログじゃない。
 
文字と文字、言葉と言葉の間の真っ白な部分にも
しっかりと想いが詰まっている。
 
真っ白な部分をどれだけ感じとることができるかで、
同じ"読む"という行動でも変わってくるものがある。

 

  

では、また更新します。

 

"最も記憶に残るベストパフォーマンス"を受賞したダンス映像

www.youtube.com

 

メディアからのインタビュー記事はこちらから

 

【スポーツメディアFINEPLAYに掲載】


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【過去記事】

 

by Dancer MADOKA